ー 新しいタイプのサッカーカルチャー誌を創刊されるとの事ですが、経緯をお教えください。

3年前からサッカーにまつわるイベントは時々企画していたのですが、サッカーにまつわるメディアもいずれ持ちたいと思っていました。直接のきっかけは、昨年夏に渋谷ヒカリエで開催された「新しいルール」展の企画をされた伊藤さんとの出会いです。色々と話をしているうちに盛り上がり、日本ではまだサッカーカルチャー雑誌がなかったので、それなら自分たちで作ろうという話になりました。

ー どういったコンテンツを盛り込む予定ですか?

いわゆる試合結果などの速報的なものではなく、サッカーを取り巻く文化に焦点を当てたコンテンツがメインです。毎号一つテーマを決めて作っていきます。創刊号のコンテンツは「ルーツ」です。サッカーにまつわるルーツを、様々な角度から考察していきたいと思います。

ー 海外ではGreen Soccer Journal, RABONA, HOWLERといったデザインクオリティの高いサッカー誌が多く出てきていますが、こうしたライフスタイルに根差したサッカーカルチャーの日本での可能性をどうお考えですか?

海外(特にヨーロッパ)と日本におけるサッカーの文化的な位置付けが異なるので、一概に比較するのは良くないですが、もちろん可能性はあると思います。時間はかかると思いますが、自分たちの雑誌がそのカルチャーの受け皿として一緒に成長していきたいと思っています。